四国の魅力再発見

私は、瀬戸内海の温暖な気候で、育ち、今現在、住んで居ます。この四国の魅力を是非多くの方に知っていただきたいと思い皆さんにご紹介しようと思います。皆さんのお役に立つ情報になれば、幸いです。

四国の魅力再発見 第14話 四国88か所お遍路の旅

こんにちは、皆さんお元気ですか?
 
瀬戸内の海に生きる男トンチーです。

 

 
 
最近は、自分自身を見つめる旅をする人が、増えてきたようですね。
 
色々な旅がありますが、今回は、世界的にも注目されるようになって
 
きた、四国88か所お遍路の旅をご紹介します。
 
 
皆さんご存知の四国にある空海ゆかりの88か所の寺院の総称で
 
四国霊場の最も代表的な札所です。
 
 
第一番札所は、徳島県鳴門市にある一乗院 霊山寺からはじまります。
 
第23番 薬王寺までが、徳島県で、
 
第24番 最御崎寺から第39番 延光寺までが、高知県
 
第40番 観自在寺から第65番 三角寺までが、愛媛県
 
第66番 雲辺寺から第88番 大窪寺までが、香川県となります。
 
約1450キロの長旅になります。
 
交通手段と最近の傾向
 
 
昔は、交通手段は、歩くのが、当たり前だったので、かなり過酷な
 
修行の旅だったと思います。
 
最近は、マイカーとかバスのツアーに入って、巡礼する方が多く
 
なりましたね。
 
10年前と比較して、外国人の徒歩で巡礼される方が、なんと10倍
 
だそうです。330人ぐらいの方が、約50日かけて昨年
 
遍路体験されたそうです。
 
 
何のために巡礼するの?
 
 
今から1200年前、空海が、42歳の時人々に災難を除くために
 
開いた霊場が、四国霊場だそうです。
 
人間には、88の煩悩があり、88か所をお参りすることによって
 
煩悩が消え願いが叶うといわれています。
 
又諸説ありますが、男42、女33、子供13の各厄年を合わせた数
 
または、私達の主食 命の糧『米』の字を分解したものといろいろ説が
 
あります。
 
今も昔も変わらず人々の人生の苦しみを癒し、生きる喜びと安らぎを
 
叶えてくれる祈りの旅です。
 
 
お接待という文化
 
四国お遍路には、昔からよき習慣が、根付いています。
 
お接待という言葉聞いたことあるかと思いますが、確認の為
 
ご説明すると四国に住む人は、過酷なお遍路をしている人に
 
対してお菓子や飲み物を無償で施す風習があります。
 
お接待とは、四国の住む人のお遍路さんに対する心のこもった
 
おもてなしなのです。
 
お接待には、お遍路さんに対する施し以外に空海に対する
 
お供えの意味も含まれています。
 
お遍路の時「同行二人」という考えのもと、空海とともに
 
四国を巡っているとうことです。
 
お接待には、お遍路さんに対して「頑張ってください」という
 
応援をこめた愛情が含まれていて、地元の子供たちにも
 
受け継がれ素晴らしい文化なのです。
 
 
まとめ
 
自分がお遍路をしている時は、他人から恩を受けてばかりですが、
 
一端お遍路が終わると今度は、四国で受けた恩を他人に返さなければ
 
と思うようになり社会貢献をしたり、今度四国に来た時は、お接待を
 
する側になるのです。
 
最近お遍路さんのマナーが悪くなったりして地元の人が戸惑う事が、
 
あるそうです。お接待をうけたら、素直に感謝の気持ちを伝えましょう!
 
お互いの信頼関係が、この良き文化を繋げるカギとなります。